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こんにちは！さて、今回の「法学部で広がる未来の自分の可能性」では、これまでに取り上げてきたM.A.P.S.と法友会に続いて、もうひとつ流通経済大学の法学部生を中心として防災に関わるボランティア活動などを行っている、ファイヤーファイターズ（RKUFF）について紹介していきたいと思います。ファイヤーファイターズに所属する法学部生がどのような活動を行っているのか具体的にお聞きしてきましたので、どうぞご覧ください。

――本日はファイヤーファイターズ（RKUFF）の多湖誠さんにお話を伺うことになりました。多湖さん、どうぞよろしくお願いいたします。
多湖：RKUFFのサークル長をしている多湖誠です。こちらこそよろしくお願いいたします。

――では、まずRKUFFがどういうサークルなのか、簡単にご紹介いただけますか？
多湖：RKUFFは、2011年に発生した東日本大震災を受けて、新松戸に住む方々と流通経済大学の学生が協力して被災地支援を行ったことがきっかけとなって生まれたサークルです。その後も毎年のように東北の被災地を訪れ、他のボランティアグループと協力して被災地支援を行っていたのですが、コロナ禍の影響で活動が途絶えてしまっていました。そこで、私と学部の先輩とで、設立に携わった方々からお話を聞きながらサークルを再建し、現在は再始動という形で活動しています。

――東日本大震災を機に生まれた災害ボランティアサークルということですね。現在の具体的な活動についても教えてください。
多湖：現在の主な活動としては、地元地域のお祭りやイベントに救護スタッフとして参加したり、イベント運営のボランティアスタッフとして関わるといった活動をメインとしています。このほか、災害や防災についての知見を増やすための活動として、年に数回行われる消防のイベントや、防災グッズの展示会などのイベントにも参加しています。また最近では、警察サークルのM.A.P.Sさんとも合同でボランティアをする機会がありました。

――防災に関する様々なイベントに参加しているのですね。イベントに参加された時に印象に残った出来事などがあれば教えてください。
多湖：特に印象的だったのが、今年の7月に行われた新松戸祭りでの出来事です。私たちはイベント会場の巡回警備に当たっていたのですが、その際、参加者が体調不良で倒れてしまうということが起こりました。現場に居合わせた私たちは、救護スタッフとしてその方に付き添い、最終的に救急スタッフへとつなげることができました。私たちは具体的な救命活動を行えるわけではありませんが、いざというときに迅速に救急スタッフへとつなげるという使命感は持ち合わせています。ですので、今回のような対応ができたことを誇りに思っています。

――実際のトラブルにも対応できたというのは自信につながりますね。
多湖：はい。今回の教訓を踏まえ、私たちもいざというときに備えて、AED講習や普通救命講習を受講して、救命活動ができるよう尽力していきたいと思っています。



――今後行っていきたい活動などがあれば教えてください。
多湖：これからの活動としては、コロナ禍以前まで行っていた災害ボランティアの活動にも取り組んでいくつもりです。東日本大震災で被災した東北地方だけでなく、1月に石川県能登半島を襲った地震で被災された地域、また、これからますます増加すると考えられる自然災害によって被害を受ける地域の手助けをしていきたいと考えています。直近では、初めての活動として、東北の被災地を訪問することを計画しています。

――サークルでやりたい活動が沢山あるということですね。現在のサークルの雰囲気などについても教えてもらって良いでしょうか？
多湖：現在は13名のメンバーで活動しており、和気あいあいとした楽しいサークルです。メンバーの中には、消防車両に興味を持っている人や、イベント活動に興味を持ってくれている人、またもちろんですが消防官を目指している人など、多岐にわたる個性的なメンバーが揃っています。

――多湖さん、どうもありがとうございました。最後にこの記事の読者に向けてメッセージがあれば、よろしくお願いします。
多湖：私たちファイヤーファイターズは、地域の方との交流を深めることで、いざというときに頼りにされるような、そんなサークルを目指しています。将来的には、学生消防団として常設されるサークルになることが私の夢です。少しでも消防に興味がある、人助けがしたい、人との交流を増やしたいという方がいれば、是非ファイヤーファイターズで一緒に活動してみませんか？最後まで話を聞いていただき、誠にありがとうございました。