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ノートテイカー講習会を開催しました。

9月26日(木)ノートテイカー講習会(主催ダイバーシティ共創センタ―)を開催しました。
講習講師は、千葉県聴覚障害者協会の理事長であり、ご自身も聴覚障害者である植野圭哉氏にご担当いただきました。
午後は、同協会から2名の実技講師を派遣いただき、実際にノートテイクの演習を行いました。

            

スケジュール
①午前 10:00~12:00 講話 内容:聴覚障害とは 
②午後 13:00~15:00 実技 内容:ノートテイクの方法 手書き具体的な手法 倫理
会場:新松戸キャンパス 2号館 

参加者人数:学生31名、教員2名、職員3名、オンライン参加4名

学年、学部、キャンパスを問わず、障がいのある学生の支援に興味をもっている学生が集まりました。      

          
       〈午前 講話 聴覚障害とは〉            〈午後 実技 ノートテイクの方法 手書き具体的な手法 倫理〉

午前?午後と終日開催でしたが、多くの学生が真剣に講話?実技に参加していました。  


参加した学生たちから感想をもらいました。

2年経済学部 経営学科 Y?Iさん
[午前の感想]
普段、わたしたち健常者が障がいのある人達の気持ちも苦労も完全に知ることが出来ませんが、もっとこちら側から理解する努力が大事だと思いました。そして、手話をはじめてみようと思えるきっかけになる講習でした。

[午後の感想]
ノートテイクをするにあたって、“ことばを置き換える”方法や“文末を短くする”方法がわかりました。
この方法を学んだあと実際に体験してみたら、上手くノートテイクをすることが出来るようになりました。
これらの学んだことを活かして、ノートテイカーとして機会がありましたたら、頑張りたいです。とてもわかりやすい講習で楽しかったです。

      

3年 共創社会学部 地域人間科学科 K?Tさん
[午前の感想]
前半は講師のご本人が聴覚障がい者であり、手話者で驚きました。
講演を通じて、通訳さんを挟めば他の人と変わらずコミュニケーションを取れることがわかりました。
私も「障がい者だから」と決めつけて生活しているところがありました。
しかし、お話を聞く中で、「障がい者でも出来る」と考え、そのチャレンジに伴走する人が入れば障がいの有無に関わらず、手助けができることを学びました。
[午後の感想]
後半は実技でノートテイクの難しさを知りました。
聞いたことを書くだけだと思っていましたが、そうではなく相手にその場で講義内容をわかりやすく要約し伝えるものでした。
字の大きさ、書くスピード、書く内容等聞き手を意識しながら書くのは難しく、挙手のところは書き方に悩み書けませんでした。
要約して書く国語力も重要でしたが、すぐに書き出す瞬発力も重要だと気づきました。今回の受講した事を活かして、相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけていきたいと思います。         

2年経済学部 経営学科 N?Aさん
[午前の感想]
今回の講義を通して聴覚障がいの方は「見えづらい」「可視化しにくい」障がいなのではないかと考えました。
移動の物的バリアが無い状態である為、車イスに乗っているわけでもないし、視覚障がいの方のように白杖を持っているわけでもないため、他の障がい者のように他の人から分かりやすいバリアがないため緊急な情報伝達がおくれてしまう原因の一つにあるのでないかと考えました。
[午後の感想]
資料にわかりやすくコメント書いたり、ふきだしなどで助けるものだち思っていましたが、主体は本人でノートを取るのは本人だというのは知らなかったので勉強になりました。       

4年 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 Y?Yさん
[午前の感想]
大学の授業では聞くことのできない貴重なお話を聞くことができました。
障がい者権利条約が2000年代になってできたことや、国際的な物差しなどを詳しく知れたと感じています。
そして、私達が普段善意だと思って行っていることが実は差別に値することだったなど、もっと聴覚障がい者の方のことその社会や文化の世界のことを知りたいと思いました。
[午後の感想]
後半は実技だったのですが、普段私達が講義をメモをすると同じ感覚ではなく、人に読んでもらうことを意識しながら書くので、丁寧かつ内容に追いつくように書くのがとても難しかったです。

 

本日の講習を通じて、多くの学生が「手話」を学びたくなったと感想を寄せていました。
相手への理解なくして、サポートは進みません。
今回の講習受講が、障がい学生へのピアサポートを考えるはじめの一歩となればと幸いです。
今後もダイバーシティ共創センターでは、サポートが必要な学生とサポートをしたい学生をつなぐ役割を担っていきます。また、継続的な学びを支えるために、今後はパソコンテイク講習なども企画していきたいと考えております。

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