研究科長メッセージ
国際的視野と「ガバナンス」の視点をもった人材を育成する
これまでの伝統的な、支配者?被支配者、国家?市民、権利?義務、二当事者間の契約などの二項対立的な図式では、現代社会の困難な諸課題を解決することは難しくなっています。多様な利害関係者である個人?集団の利害が複雑に絡み合い、それらの利害調整は困難になるばかりで、社会の統合も難しくなってきています。それは個人の生き方とも密接に関連しています。
法学研究科では、多様な利害を理解し複眼的な分析視点をもち、国際的視野も備えて、そうした諸課題についての解決に取り組める専門性をもった人材を育成することを目指します。そのために、法学、行政学、政治学などの伝統的な学問の枠にとらわれず、それらの蓄積を相互に融合させた「ガバナンス」(上位者による統治ではなく、多様な利害関係者による共治)の視点が重要だと考えています。志と勉学の意欲がある人を歓迎します。
修士課程
- 基礎科目
- ガバナンス論 [特論]
- 法制史 [特論?演習]
- 法学文献講読
- 特別研究
- 企業ガバナンス関連科目
- 財産法Ⅰ[特論?演習]
- 財産法Ⅱ[特論?演習]
- 会社法 [特論?演習]
- 物流関係法 [特論?演習]
- 企業経営法務 [特論]
- 身分法 [特論?演習]
- 経済規制法 [特論]
- 経済法 [演習]
- 民事紛争処理法 [特論?演習]
- 自治ガバナンス関連科目
- 憲法Ⅰ[特論?演習]
- 憲法Ⅱ[特論?演習]
- 刑事法 [特論?演習]
- 政治理論 [特論?演習]
- 地方自治論 [演習]
- 行政法 [特論?演習]
- 政策過程論 [特論?演習]
- 行政管理論 [特論]
- 地方財政論 [特論]
- 刑法 [特論?演習]