法学研究科

Graduate

大学院

法学研究科

修士課程/博士後期課程

研究科長メッセージ

法学研究科長 西島 良尚
法学研究科長
西島 良尚

国際的視野と「ガバナンス」の視点をもった人材を育成する

これまでの伝統的な、支配者?被支配者、国家?市民、権利?義務、二当事者間の契約などの二項対立的な図式では、現代社会の困難な諸課題を解決することは難しくなっています。多様な利害関係者である個人?集団の利害が複雑に絡み合い、それらの利害調整は困難になるばかりで、社会の統合も難しくなってきています。それは個人の生き方とも密接に関連しています。
法学研究科では、多様な利害を理解し複眼的な分析視点をもち、国際的視野も備えて、そうした諸課題についての解決に取り組める専門性をもった人材を育成することを目指します。そのために、法学、行政学、政治学などの伝統的な学問の枠にとらわれず、それらの蓄積を相互に融合させた「ガバナンス」(上位者による統治ではなく、多様な利害関係者による共治)の視点が重要だと考えています。志と勉学の意欲がある人を歓迎します。

修士課程

  • 基礎科目
  • ガバナンス論 [特論]
  • 法制史 [特論?演習]
  • 法学文献講読
  • 特別研究
  • 企業ガバナンス関連科目
  • 財産法Ⅰ[特論?演習]
  • 財産法Ⅱ[特論?演習]
  • 会社法 [特論?演習]
  • 物流関係法 [特論?演習]
  • 企業経営法務 [特論]
  • 身分法 [特論?演習]
  • 経済規制法 [特論]
  • 経済法 [演習]
  • 民事紛争処理法 [特論?演習]
  • 自治ガバナンス関連科目
  • 憲法Ⅰ[特論?演習]
  • 憲法Ⅱ[特論?演習]
  • 刑事法 [特論?演習]
  • 政治理論 [特論?演習]
  • 地方自治論 [演習]
  • 行政法 [特論?演習]
  • 政策過程論 [特論?演習]
  • 行政管理論 [特論]
  • 地方財政論 [特論]
  • 刑法 [特論?演習]

取得可能な学位

  • 修士課程 修士(法学)

将来の進路

修士課程
  • 国内外の高等教育機関、研究機関における研究者
  • 民間企業における高度の専門知識および企業立案能力をもった法務、人事担当者
  • 国や地方自治体における高度の専門知識および政策立案能力をもった職員
  • 司法書士、行政書士、社会保険労務士などの法律関係専門識
卒業認定?学位授与の方針(ディプロマ?ポリシー)

法学研究科では、空理空論を語らない実学主義の理念のもとに、企業ガバナンスおよび自治ガバナンスにおける幅広くかつ深い学識を備え、問題発見および解決の能力を持ち、企業、行政機関、NPO などを中心に高度の専門性が求められる人材を育成することを目的とし、以下に示した方針のもと所定の期間在学し、修了に必要な単位を修得し、研究科の定める審査および試験に合格した者に学位を授与します。

修士課程
  • 現代における諸問題を広い視野から、企業ガバナンスまたは自治ガバナンスの専門的知識を運用できる能力を修得します。
  • 社会に生じている事象を企業ガバナンスまたは自治ガバナンスの枠組みから専門的に分析し、論理的に思考できる能力を修得します。
教育課程編成?実施の方針(カリキュラム?ポリシー)

法学研究科では,ディプロマポリシーが求める人材養成方針を満たすため,以下のような科目を提供しています。

  • 専門実務家としての法的思考能力を身に付けるための基礎を形成する科目
  • 行政機関や NPO などで一翼を担うために必要な法的思考能力及び政策形成能力を養成する科目
  • コンプライアンス,コーポレートガバナンスの知識や判断能力を育成する科目

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