FEPSAC(Bern, Switzerland)での研究成果発表(スポーツ健康科学部 武田准教授)
7月14日から19日まで,スイスはベルンにて,14th European Congress of Sport Psychologyが開催されました。
武田准教授は,《The development of personality characteristics of Japanese elite youth athletes. Using projective psychological tests.》と題して,ジュニアエリートアスリートの心理的特徴について,バウムテストによる描画からの分析を発表しました。内的世界の個性の表現と抑制の視点からジュニアエリートアスリートを支える環境作りについての提案がなされました.将来の活躍が期待されるジュニアエリートアスリートを探しだすタレント発掘に関心が高まっているなか,心理臨床学的視点からジュニアエリートアスリートを系列的に追った研究は稀少です。本学の武田准教授をはじめ,国立スポーツ科学センターの研究員らと共同して行われているジュニアエリートアスリートを対象とした研究は今後も継続され,定期的な成果発表が期待されています。余談ですが,本研究で用いたバウムテストの創始者であるカール?コッホはスイス人であり,スイスの地で発表したことも意義深いことです。