『あなたのTシャツはどこから来たのか?』(田村ゼミ)
田村ゼミでは、身近なものからグローバリゼーションを考えることをテーマとして、国際経済の問題について取り組んでいます。
過去には、ピエトラ?リボリ著『あなたのTシャツはどこから来たのか?』(東洋経済新報社、2007年)を輪読しながら、「Tシャツ」という身近な商品の生産と流通プロセスからグローバリゼーションの現実を検討しています。具体的には、米国綿の比較優位の源泉、「Made in China」の裏側、米国輸入と国内政治、中古Tシャツと援助、といったテーマを材料にして、経済学だけではなく、さまざまな学問分野にまたがった視点から、概念装置を使ってモノをみていくことを目指しています。
今日は、報告担当者が事前に作成したレジュメをもとに第4章の内容をプレゼンして、そこで取り上げられていた「世界の工場」としての中国と”race to the bottom”(底辺へ向かう競争)の議論について、ディスカッションを行いました。