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日本の魅力(海南大学 呉宇欣)

日本の魅力(海南大学 呉宇欣)

最初に成田空港に降り立って、憧れや不安を抱いていた自分のことが今でも目に浮かぶ。いつの間に、帰国の時がやってきた。1年足らずの交換留学で、色々なことを体験し、日本の魅力を自分の目で確かめることができた。
大学では、時間割を自分で決めることができるのは新鮮だった。気に入った科目を選択し、好きな時間帯に授業に出る。サークル活動はもちろん、アルバイトとか好きなことを自由にすることができる。この点において、日本と中国の大学生の生活が大きく違う。中国の学生はサークルやボランティア活動に参加することがあるけど、勉強が第一だというのは当たり前だ。それに対して、日本は学校より部活や社会勉強に関心を持っている学生がけっこう多いようだ。
小さい頃は、弁護士になりたかったが、結局日本語を専攻することになった。流通経済大学では、法学部に所属し、法律の授業も履修し、十分理解できたとは言えないけど、なんだか小さい頃の夢がかなったような気がした。
先輩のアドバイスを受けて、アルバイトにも行った。アルバイト先では、日本人の几帳面さを実感した。マネージャーが私にポスターを貼らせた時のことである。自分はよくできたと思ったけど、壁の辺と隣のポスターを合わせなければ駄目だと言われた。厳し過ぎると思いながら、やり直した。このような環境の中で、知らず知らずのうちに、自分もなんか完璧さを求めるようになっていった。また、お客様に満足していただくための心構えとサービスの知識もどんどん身についた。
街に出ると、車と歩行者が出会うと、多分9割以上は車が歩行者に道を譲ってくれる。譲らない場合でもきっと手を挙げて、すみませんといって通っていく。また、トイレではほとんど2つ以上のトイレットペーパーを用意しておいてあるし、どんな小さなものでもちゃんと使い方の説明がついている。こういうところに、日本人の人に対する思いやりを感じることができる。そして、知り合いじゃなくても会うと笑顔で挨拶してくれる。留学の途中、一時帰国した時、友達から君は礼儀正しくなったねと褒められた。
交換留学を通じて、視野が広がり、物事に対する見方も深まったように思う。一年間の留学は花火のように短いけど、一生の思い出になるだろう。
最後に、ずっとお世話になった先生たち及び友達に感謝の気持ちを伝えたい。みんなさんに出会えて、本当に良かった。


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