台湾での留学生活の紹介と留学生活で感じたこと(静宜大学留学中 赤間安浩)
留学生活の様子
台湾での留学生活はとても新鮮で半年以上が経過した今も新しい発見があります。今回は台湾での生活の様子を紹介したいと思います。
住居面では私自身は学校内の寮に住んでいますが、学外の部屋も一か月5000台湾元ほどで日本円でも20000円もかからないほどで比較的大きな部屋を借りることができます。ちなみに寮は学期に10000台湾元、日本円で40000円で住めるのでとても助かっています。食事面は1日1000円で三食が食べれるので物価の安さを実感しています。生活面では、有名なブランドの服は普段は日本とあまり価格差はありませんが、台湾では打折と呼ばれる値引きが頻繁に行われており実質日本の7割ぐらいの値段で購入することができます。台湾では市場でも服を買うことができ、男性服は安いものだと1着400円女性服は1着1200円ほどで買うことができます。
学習面では、交換留学生はどの学部の授業も履修することができ、現在も私は法学部と中国文学部の授業を履修しています。静宜大学は文系学部と理系学部があるのですが、日本ではあまり見かけない化粧品調合をする学部や映像作品を制作する学部もあり、学内全体がとても活気にあふれています。サークル活動も盛んであり、やる気さえあれば複数のサークルに参加することも可能です。周りの学生さんも壁を作らずにフランクに接してくれるのでとても過ごしやすく感じています。
まとめると台湾での生活は物価も安く、イベントも豊富でいろいろなことに物怖じせずに挑戦できるので今とても充実しています。もし留学について悩んでいる方がいれば私は迷いなく台湾をお勧めします。
留学生活で感じたこと
私はまだ交換留学の最中ですが、今までの留学生活の中で私が感じたことを少し紹介したいと思います。
大きく感じるのが自分の価値観の広がりです。日本にいたときは日本語と英語が出来れば十分であると考えていました。しかし台湾での留学生活でいろいろな人に出会い、二つの言語では不十分であると感じるようになりました。実際に出会った留学生達は自分と年齢はあまり変わらないのにも関わらず、すごい方で六つの言語を、他の方でも母国語プラス2か国語が話せる方を沢山見かけました。彼らに共通しているのが自分の現状に満足せず色々なことに挑戦を続ける姿勢で、彼らにとって言語能力の習得はゴールではなく自分の将来への可能性を広げる為の一手段でしかないということでした。この姿勢は私にとって衝撃的なものであると同時に見習うべき考え方であると思いました。実際に友人になったアイルランド人の学生は英語フランス語を習得しているにも関わらずさらに中国語を習得するために留学に来たようでした。彼は留学期間終了後の就職先を中国にするかヨーロッパの国々にするかという大きなスケールで就職先を探しているようでした。私自身も彼の影響で日本以外での就職にも関心を持つようになりました。また留学中に知り合った様々な国の友人により日本と外国の文化の違いや習慣の違い、考え方の違いにも触れ私の価値観が大きく広がりました。
留学をすることで日本では得られない貴重な経験をすることが出来ています。社会に出るとこのように自由にはいかないので、留学に少しでも興味を持っている人は勇気をもって飛び込むことをお勧めします。