祭魚洞文庫貴重資料の一部を特別公開
『祭魚洞文庫は渋沢敬三氏(1896-1963)旧蔵の図書、文献を言う。渋沢敬三氏は渋沢栄一(青淵)翁の孫にあたり、背の日本銀行総裁、大蔵大臣として活躍されたことはよく知られている。その書斎を祭魚洞書屋と名付けておられた。祭魚洞文庫の名称はこれに由来している。』(高木征三. 祭魚洞文庫について. 『流通經濟論集』,1971,Vol.6,No.2,pp.129-146. 序文)とされ、貴重資料のため厳重に保管されており、人の目に触れることはあまりありませんでした。
元号も変わり、栄一氏の肖像が新一万円札に採用されることから渋沢敬三氏(渋沢栄一翁の孫)の祭魚洞文庫の貴重資料の一部を、龍ケ崎C図書館?新松戸C図書館で公開いたします。
龍ケ崎では『ラテンアメリカ諸国出張報告』を含む6点を公開。二代目歌川国貞(1823-1880)が、八犬伝の大首絵のうち2枚が目を引く展示となっています。
新松戸では敬三氏直筆の『魚名memo』とされるノートを含め4点を公開しています。著書『魚名集覧』の草稿メモの可能性が高く、関係個所がわかる相関図と主に展示しています。