心理学や社会学の研究の方法を学ぶ
社会学科では、1年生向けの必修授業として「方法論概説」を用意しています。
社会学科に入学してからの4年間で、学生のみなさんは、心理学、保育学、社会福祉学、社会学の4つの領域の中から、自身の興味に合わせて選択しながら様々な授業を受けていきます。
そういった様々な授業を受講する体験を通して、知識を得て、学びを深め、自身の意見を伝える術を学生のみなさんに身に付けてもらうことを、社会学科は目指しています。
そういった4年間の学びに向けて、「方法論概説」では、社会学科で学ぶための基本姿勢を養う授業内容を用意しています。
興味を持ったテーマについて、どのようにデータを集め、分析して、レポートにまとめるか。そのテーマ、研究課題の立て方も解説します。
社会学科で学び追及していくテーマは、大まかには”人間にかかわる問題”となるでしょう。このテーマについて追及していく(“研究する”とも言いますね)ためには、データを集めることが必要になります。
集めるデータは”人間”にかかわるものです。
質的調査と呼ばれるインタビューの方法、アンケート調査を計画する際の注意点など、社会学や心理学で用いられるさまざまな研究方法について、全体的な見取り図を示し紹介します。
これら研究の方法の基礎になる統計的な考え方についても解説しています。
この「方法論概説」という授業の主な到達目標は、私たちが直接対象者から情報を得て、分析する方法の概要を学び、分析法の専門科目(社会調査法や心理学研究法、社会調査実習、心理学基礎実験など)にバトンタッチすることです。
社会学科で過ごす4年間をスムーズにスタートできるよう、順序立てて基礎から学んでもらえるよう準備しています。