独特な授業スタイル ~ホワイトボードを用いた学習法~
澤海 崇文 助教(国際観光学科)が担当する科目「異文化間コミュニケーション論/観光交流論」では、一風変わった授業の進め方をしています。全受講生に3人から5人程度のグループになってもらい、各グループにホワイトボードやペンを配り、授業内で出す質問に対してグループで考えてもらい、ホワイトボードに答を書いて発表してもらうという形式です。
私自身が学生の頃を振り返ると、授業の後半になるにつれて集中力が途切れて、先生の話が頭に入ってこなくなっていました。そのような経験を踏まえて、私の授業では頻繁にグループワークを取り入れ、眠くなることがないように工夫を施しています。これは現代の学習場面でのキーワード「アクティブラーニング(能動的な学び)」を達成するための方策と考えています。学生は授業をただ聞くのではなく、能動的かつ積極的に授業に関わるべきであり、その方が学生の記憶にも残りやすいでしょう。各授業の最後に学生にコメントを書いてもらっていますが、このような授業スタイルに対して「楽しかった」「他の学生と意見を交換するのが良い」といったポジティブな意見ばかり得られています。
これまでにも別授業で早押しボタンといった小道具を使ったりしましたが、本授業では受講生が少なくはないため、ホワイトボードを配る形式としています。たまにクイズ番組の音楽も流すことで、学生がクイズ番組に参加しているかのごとく回答してくれるため、教員としても楽しく授業をしています。写真を撮影した回は、日本語と英語のそもそもの違いやPC(ポリティカル?コレクトネス:政治的?社会的に中立な言葉遣い)にフォーカスを当てた内容でした。