「なんだか気になる流通情報」 vol.15
流通情報学部には、流通、物流、情報、さらには心理学、言語学、文学、日本語教育などを専門とするさまざまな教員が所属しています。
流通情報学部に通うアンリとコウが、毎週ひとりずつ先生をインタビューしていきます!
アンリとコウについては、ロジ×未来サイトをご覧ください。
今週は、
「人間とキカイの接点 –人間工学ってなに?–」
関 宏幸?教授です。
関教授の教員紹介はこちら
関先生が担当している講義について教えてください。
コンピュータ実習系科目「情報リテラシー演習/
データリテラシー演習」、「マルチメディア?コンテンツ」、
「WEBデザイン演習」と「ヒューマンインターフェイス論」
です。
「ヒューマン?マシン?インターフェイス」に関する
模擬授業を公開していますので、ぜひ見てください。
模擬授業はこちら
講義の内容を教えてください。
「ヒューマンインターフェイス論」は、人間工学といわれる
もので、人が安全で、快適に、効率よく働いたり、生活する
ことを狙いとした分野です。
日頃我々が接する機械やシステム、組織、居住環境など
多くのものの設計に人間工学の成果が生かされています。
その講義を受けるとどのようなことに役立ちますか。
生産、物流、サービス業、情報システムなどの働く現場
(=職場)での問題の一つは、その場で働いている人間を
どのようにマネジメントするかです。
企業の中で、人間(=作業者)がその場に適応し?個人の
能力を最大限に発揮できるような職場環境づくりを
行うようなマネジメントが求められているのです?
これらの問題に一つの答えを示してくれるのが
『人間工学』です。
関先生のゼミについて教えてください。
ゼミでは、問題発見?解決手法を身につけることを目標と
しています。
また、ゼミ生の要望に応じて、プログラミングや資格取得の
ための学習を行うこともあります。
関ゼミの学生さんはどのような卒論を書いていますか。
多くのゼミ生は、プログラミングを行い「設計開発型」の
研究手法で行っています。
具体的には、3DCGの作成を行ったり、Unityを用いた
ゲーム作成などがあります。
関ゼミの学生さんはどのような進路を選んでいますか。
他ゼミの学生と同じで、物流系、流通系、情報システム系が
多いです。でも「ITパスポート」などの資格取得学生も多い
ので、やっぱり、情報システム系かな?
関先生が最近、関心をもっていることは何ですか。
VR(Virtual Reality:仮想現実)、AR(Augmented Reality:拡張現実)、
MR(Mixed Reality:複合現実)など。
昨年も新しいVR機器を導入しました。
これで研究室には、PC接続型VR3台、スタンドアロンVR2台、
MR1台があります。
関先生が研究をはじめられたきっかけは何ですか。
まず思い出すのは、大学1年時のプログラミングの授業が
全く分からなかったので、PCを購入し、当時のPC雑誌に
載っていたプログラムを打ち込んだりして、いろいろ
いじっているうちに興味が出てきたことです。
次は、大学3年時に、同じ学科の学生と学生サークル
「人間工学研究会」を立ち上げ研究?実験を行い、4年時に
その研究成果をジュニア学会で発表しました。
しかし、統計的な解析手法で、他大学の先生にけちょん
けちょんに批判されてしまいました。
その時の悔しさが、今思うと私の原点かな?
関先生の趣味を教えてください。
今は、小型犬(ボストンテリア)を2頭飼っています。
以前は、大型バイク(Vmax1300)に乗っていたのですが
???もう一度バイクに乗りたいです。
関先生は大学生のとき、どんなことをしていましたか。
オートバイと剣道です。
オートバイは、北海道と日本半周がよい思い出です。
特に日本半周では、2日野宿1日ビジネスホテル泊りの
ペースで、10日ほどで東京から九州長崎そして日本海
側を北上して富山までいったソロツーリングが懐かしい
です。
日本海側の海岸の砂浜のどこまでが白色で、どこの
砂浜から灰色に変わるかの境界をこの目で見てきました。
剣道は、部でなく同好会(サークル)でしたが、今でも
その時の仲間とは連絡を取り合っています。
高校生のうちにやっておいたほうがよいことは何ですか。
読書とスポーツ。
本の分野はなんでもいいと思います。
ライトノベルでもいいと思います。
あと、身体を動かすことも忘れずに。
関先生からみて流通情報学部はどんなところですか。
いろいろな分野の先生が集っている個性的な専門家
集団です。
最後に高校生にひとことお願いします。
好奇心を忘れずに。
関先生、ありがとうございました。
次回は鈴木 理沙?准教授にインタビューします。お楽しみに!
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