法学部ってどんなところ?「法律の学びから見つける将来の進路」
ビジネス法学科の紹介~法律の学びから見つける将来の進路~
?皆さん、こんにちは!高校生の皆さんのなかには流通経済大学法学部に興味を持っているが、ビジネス法学科、自治行政学科のどちらの学科が自分に合っているのか迷っている人もいるのではないでしょうか?そこで今回の「法学部ってどんなところ」では、番外編として毎年、オープンキャンパスで実施されている「学部学科発見コーナー」で来校者から実際に多くある学科選びに関する質問をインタビュー形式で紹介したいと思います。「学部学科発見コーナー」では、学部学科の学びや将来の進路などを教員に個別相談することができます。今回、ビジネス法学科主任の宮平先生のもとに、将来の進路選択に迷っている高校生が相談にきました。
高校生:今日は、ビジネス法学科について説明を聞きに来ました。よろしくお願いします。
宮平先生:ビジネス法学科主任の宮平です。よろしくお願いします。?
高校生:私は、将来、警察官になりたいと思っていますが、金融の仕事にも興味があります。進路をどうしたらいいのか、迷っています。
宮平先生:安心してください、高校生の段階で進路がはっきり一つに決まっている方は少数です。ほとんどの方は、複数の選択肢を視野にいれていますよ。そして、ビジネス法学科の学びは、警察官、消防官といった公務員と民間企業両方に対応できる仕組みになっています。
高校生:それはどういうことですか?
宮平先生:たしかに市役所や県庁の職員また国家公務員になりたいと考えている生徒さんは、自治行政学科が向いていると思います。公務員の採用試験では行政にかかわる専門的な問題が出題されますからね。ですが、警察官や消防官を希望しているのであれば、ビジネス法学科で開講している民法、憲法、刑法などの科目で対策ができます。実際、ビジネス法学科からも警察官の採用試験に合格しています。
高校生:そうだったんですね!でも私のように迷っている人は目標が変わった場合、どうなるのでしょうか?
宮平先生:いいところに気が付きましたね。実は、多くの学生たちは目標が変わります。それは決して悪いことではありません。大学に入って視野が広がり、世の中にはいろんな職業があることを知って、将来やってみたいことがでてくるからです。
高校生:少し安心しました。ビジネス法学科で学ぶことで目標が変わった場合にも対応できるということですか?
宮平先生:その通りです。実際に私の授業を受けていたビジネス法学科の学生たちの多くも、大学で学びながら自分の進路について深く考えるようになり、卒業後は銀行、証券会社、物流関係などいろんな業界の仕事についています。IT関係も増えました。警察官志望だった学生が、民間に就職する例も珍しくありません。
高校生:どうして、ビジネス法学科では公務員と民間企業、両方の対策ができるのですか?
宮平先生:ビジネス法学科で学ぶ法律の知識はどんな職業についても役に立つものだからです。企業と企業の間の取引のルール、公務員が守るべきルール、そして雇う側と雇われる側の間のルールなど、世の中にはたくさんの法律があります。そして、法律は日々、改正されたり新しくできたり、なくなったりします。これらを使いこなせるようになることでどんな進路に進んでも活躍できるようになるんです。
高校生:覚えることが多いのですね、尻込みしそうです。
宮平先生:そうですね、でも安心してください。基本をマスターしてしまえば、法律の勉強はそれほど大変なものではありません。法律の基本用語や考え方が身につけば、どれだけ新しい法律がつくられても、比較的容易に理解できるものです。ですから、公務員と民間企業のどちらにも対応できることはもちろん、先ほどあげたように民間企業のなかでもたくさんの業界に対応できるのです。そこがビジネス法学科の特徴ですね。
高校生:それで警察官にもなれるし、途中で民間企業に行きたくなっても大丈夫なんですね。応用範囲が広いということですね。
宮平先生:そういうことです。ちなみに、就職しなくても法律の知識は役にたちますよ。
高校生:え、どういうことですか?
宮平先生:そもそも学生とか専業主婦とか定年退職した人とか、職についていない人はたくさんいます。ですが、そんな人でも、結婚する、離婚する、子供が生まれて学校に通わせる、家を買う、親が亡くなり相続をするといった出来事はありますね。あるいは、相手の不注意で自分や自分の家族が交通事故にあうこともあるでしょう。そういう時に、法律の知識があれば、トラブルを回避できたり、自分に不利にならないように解決できる可能性が高まります。
?高校生:なるほど、自分の身を守るために必要な知識が身につくのですね。心強くて、とても興味が湧いてきました。ビジネス法学科で視野を広げてから進路を決めることも検討しようかと思います。今日はありがとうございました。
☆オープンキャンパスでの「学部学科発見コーナー」のイメージ写真