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3年東ゼミ活動報告「ご当地カレー研究しています」No.3

3年東ゼミでは6月7日に、ご当地カレーの第3回実食を行いました。今回の実食では、唐辛子や生姜などご当地産のスパイスを用いたスパイシーカレーと、イカ、タコ、サバなどのご当地自慢の魚介を用いたシーフードカレーです。

今回の実食は、ゼミ生と飛び入り参加して下さった先生方2名で行いました。その結果、面白いぐらいに評価が割れました。つまり、誰かが「あれが一番」と言えば、別人が「これが一番」と言い、また誰かが「あれは良かった」と言えば、別の人がそのカレーについて「これはちょっと???」と言うような感じ。つまり、人の好みは十人十色、私のおいしいは、必ずしも他の人のおいしいではないという結果です。スパイシーもシーフードも味の個性が強いものですから、このように評価が割れても不思議はないのでしょう。

ところで、ご当地カレーには地元でよく知られているものも含まれていると思います。ですが、一般的には観光土産としての購入、ネット通販での購入などが多くなるでしょう。こうした場合、購入者のほとんどはそのカレーを食べたことがない人になります。この点は、食品スーパーで扱われる大手食品会社のレトルト商品と大きく異なります。そのためご当地カレーでは、ネーミングやパッケージデザイン、パッケージに盛り込まれている情報が大切になるでしょう。そこで、実食の後、学生達にネーミングやパッケージが良かったものを選んでもらいました。

      

こちらの一番はすぐに決まりました。「佐渡の地獄のカレー」です。インパクトの強さは抜群でした。みんな、「これは買ってみたくなる」と言ってました。他に、「鯖威張るカレー」のパッケージも面白いという評価がありました。なお、「鯖威張るカレー」は銚子電気鉄道が2020年に売り出したカレーです。コロナ禍のために計画運休を余儀なくされた時期に、カレーの購入で応援してもらおうという意図で発売されたものです。パッケージのインパクトが強めなのも、この物語に乗っかってのことでしょう。

最後に、カレーの実食調査をゼミで行っていると言うと、よく「一番おいしいのはどれ?」と聞かれます。今回の結果は、この問いに対して逆説的で面白かったです。
                                                  (文責  東 美晴)


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