プロジェクト学習:下北沢調査
今回は「プロジェクト学習」を紹介します。
プロジェクト学習は、現場での学びを重点においた科目で、担当教員や年度によってテーマがかわります。
私が担当する2024年度春学期の授業では、都市イメージ調査の手法を学ぶために、下北沢を調査しました。
若者の街「シモキタ」で知られる下北沢駅周辺では、小田急線の地下化にともなう再開発が行われ、2022年「下北線路街」が全面開業しました。
再開発の影響を調べるため、事前に下北線路街を舞台にした映像作品や再開発に関する文献から勉強したうえで、学生たちで散策ルートを決めて、フィールドワークにいきました。
まち歩きするなかで、下北線路街全体の統一感を生むための建物デザインの工夫や、どのように人の集まる場がつくられているのかなどを視察しました。
また、下北沢の象徴といえる古着屋、演劇が集まるエリアや、『ブラタモリ』で紹介されたスポットを訪れ、昔ながらのシモキタと新しいシモキタの両側面を比較することができました。
他にも、2022年放映されたドラマ『silent』のロケ地も意識してまわっていると、下北線路街のメインスポットをドラマでふんだんに使っていることを知ることができました。
参加学生からは、母国のマーケットと似ている点や、建築デザインの工夫など、様々な意見がでました。まち歩きから様々な発見ができたとともに、学士同士、仲も深まったようです。
(文責:須川まり)