「野菜でつくる元気なカラダ」:松戸市食育リーフレット作成事業に参加しました!
昨年度、松戸市では食育推進計画の「モデル事業」の1つとして、市民の食習慣に対する意識の啓発を目的とした「食育リーフレット作成事業」が行われました。その活動成果として「野菜でつくる元気なカラダ」というタイトルのリーフレットが完成し、今年の6月に市内の小学校や関係機関で配布されました。(※リンクをご覧ください。)
このプロジェクトには、松戸市内の4大学(千葉大学園芸学部、日大松戸歯学部、聖徳大学、流通経済大学)の学生23人が集まり、本学からは流通情報学部の5人の学生が参加しました。
市と連携協定を締結している大塚製薬株式会社の方の講義を受講した後、松戸市職員の方々のご指導のもと、4つのグループに分かれてリーフレットのテーマついて議論が行われました。その結果、食習慣の中でも野菜の摂取量が不足していることに焦点をあて、未就学児から小学生までの保護者を対象に、子どもたちが野菜に興味を持ち、摂取量が増加するよう推奨するリーフレットを作成することが決まりました。
各大学の学生がそれぞれの専門分野の知識をいかして野菜の種類や栄養、調理法、医療や食習慣に関する情報を持ち寄り、議論やプレゼンテーションを重ねながらリーフレットの検討が行われました。本学の学生も流通や消費者心理の知識、パソコンを使った編集技術でグループワークに貢献しました。昨年10月に行われた松戸市役所での2回の会議のほか、SNSを通じて学生同士が連絡を取り合いながら作業が進められました。最終的に、各グループの優れたアイデアを取り入れたリーフレットが完成しました。
専門分野が異なる他大学の学生との議論や、企業の専門家や松戸市職員の方々という地域社会の中核を担う人々から直接話を聞いて交流した経験は、本学の学生にとっても深い学びにつながったようです。そして何より、自分たちの努力が印刷物として発行されたことに対する喜びは大きかったようです。
地域社会の問題を解決するために、ボランティアながら責任のある仕事に最後まで取り組んだ学生たちの姿に、大きな成長を感じました。今後のさらなる活躍を期待したいと思います。
学生の感想
●他大学の学生さんや市役所の方々と密接に協力し合い、食育リーフレットを作成することができました。様々なアイデアやプレゼンテーションに触れることができ、多くのことを学べた事業だったと感じております。
●食育活動を通して、市役所の方や他の大学の方と協力して何かを成し遂げるという貴重な体験をできたと思います。今後の生活にこの経験を生かしていこうと考えました。
●自分の意見がリーフレットに取り入れてもらえて、とてもうれしかったです。
●自分たちの提案した項目が見やすくまとめられていると思います。野菜を使ったレシピがおすすめです。