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法学部で広がる未来の自分の可能性                          ~第11回~法学部で資格をゲット!法を学ぶことで開かれる多彩なキャリアパスとは?

みなさんこんにちは、今回の「法学部で広がる未来の自分の可能性」では、法学部で学ぶことで得られる様々な「資格」について、法学部の大塚先生に聞いてみました。実際の法学部生がどのような資格を取得しているのか、またその資格がどのように将来のキャリアに役に立つのかなど、有益な情報が盛りだくさんです。気になる方はぜひインタビューをお読みください。



――大塚先生、「資格」の話についてお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
大塚:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

――では、まずは法学部で学ぶことで得られる資格にはどのようなものがあるのか、簡単にご紹介いただけますか。
大塚:わかりました。いわゆる「法律系の資格」としては、司法試験を合格することで得られる法曹資格(裁判官?検察官?弁護士)がその最高峰として知られていますが、それ以外にも多彩なものが存在します。

――法曹資格以外には具体的にはどういったものがあるのでしょうか?
大塚:はい、たとえば司法書士や行政書士、宅建士(宅地建物取引士)などは法学部の学生が目指すものとして有名ですね。そのほかにも、社労士(社会保険労務士)や弁理士、通関士などといった資格もあり、これらを取得することで将来のキャリアを広げることができるでしょう。

――「法律系の資格」といってもその中には様々なものがあるんですね。ちなみに、大塚先生のおすすめする資格はどれですか?
大塚:そうですね、どれも実用的で大変魅力的な資格ですけれど、私がよく学生に勧めているのは宅建士の資格になりますね。

――宅建とか宅建士という言葉はたまに聞いたことがあるのですが、これは具体的にはどういった資格なのでしょうか?
大塚:宅建士というのは、簡単にいうと「不動産取引の専門家」であることを証明する資格になります。不動産業者の仕事の中には宅建士でなければできない業務が存在することなどから、不動産業界では非常に重宝される資格です。

――将来、不動産業界で働きたい人のための資格ということですか?
大塚:確かに不動産業界を考えている人には特におすすめの資格といえますが、そのほかにも不動産を担保に融資を行う銀行などの金融業界、また不動産を店舗として営業を行うスーパーやデパートのような小売業界、さらには不動産である建物を建設し販売する建設業の世界でも、宅建士の資格を持った方が活躍しているんですよ。

――幅広い分野で活かすことのできる資格ということですね。
大塚:そういうことです。ですので、法学部の学生が「何か資格を取りたい」と相談に来たときには、まずは宅建士の資格取得をおすすめしています。それに、流通経済大学の法学部では宅建士の資格取得を目標とした科目が置かれていますし、また大手予備校の現役教員による無料の課外講座もありますので、学生にとって勉強しやすい環境が整っていますからね。

――そうだったんですね。私も宅建士の資格に興味が湧いてきました。そのほかにもおすすめの資格はありますか。
大塚:宅建士のほかによく学生におすすめしているのは行政書士の資格ですね。こちらは事業者などが行政機関に提出する申請書類の作成を専門とする資格なのですが、試験範囲が公務員試験の範囲と重なっているので、公務員志望の学生にも受験を勧めることがあります。そのほかに、流通経済大学ならではということになるかもしれませんが、通関士という資格も学生に取得してほしいと思っています。

――通関士という資格は初めて聞きましたが、どんな資格なのですか?
大塚:通関士は、海外との貿易に関する資格になりまして、具体的には、様々な商品を輸出入する際に税関に提出する通関書類の作成することができるようになります。この資格を取得することで、海運会社や空運会社などの物流関係企業はもちろん、商品の輸出入を行う商社やメーカーでも活躍することができるようになるでしょう。

――とても魅力的な資格ですね。法律を勉強して資格を取得すればいろいろな業界で活躍できるということなんですね。
大塚:その通りです。ちなみに、今回は「資格」について説明しましたが、法学部での学びに関していえば、法学検定やビジネス実務法務検定といった検定試験もあったりします。そこで問われる法律の知識は様々な分野で活用できるものであり、検定に合格することで将来のキャリアを広げることができるため、これらの検定試験の受験も学生にお勧めしているところです。

――まさに、法を学ぶことで未来の自分の可能性が広がっていくということですね。大変勉強になりました。大塚先生、今日はありがとうございました。


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