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【法学部?田中雅子ゼミ】利用者からみた自治体の子育て政策とは?

田中ゼミの今年度のテーマは、松戸市と流山市の子育て政策の比較です。11月29日と12月6日は、両市でそれぞれ未就学児を育てる本学職員の方より、利用者からみた自治体の子育て政策についてお話をうかがいました。

松戸市在住の鷺坂さんは、送迎保育ステーションを利用することで、幼稚園に通うお子さんを育てながら勤務しています。「松戸市私立幼稚園預かり保育助成金」が利用者負担の軽減に役立っているそうです。


流山市在住の藤井さんは、保育園に通う二人のお子さんを育てながら勤務しています。流山市の保育園は園ごとに特色があり、英会話や体操、音楽などを保育内容に組み込んでいます。子どもが様々な体験を通じて興味?関心の幅を広げられることが魅力だそうです。


保育施設が増加したことで、全国的に待機児童問題は改善しています。しかし松戸市で急増したのは小規模保育施設であり、3歳からは別の施設を探す必要があります。一方の流山市では、保護者の就労状況の違いによって、生活リズムの異なる子どもがともに在籍するという問題があることもわかりました。他にも子育てするうえで、松戸市では道路や街のイメージに課題があること、流山市では小児科の夜間救急病院が少ないことが指摘されました。

今回のインタビューを通じて、国や自治体の政策を調べているだけではわからない、利用者からみた子育て政策に対する評価と課題について、新たな気づきを得ました。鷺坂さんと藤井さん、ご協力をいただき、ありがとうございました!法学部のゼミではこれからも、実践的な学びを一つ一つ積み重ねていきます。


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