法学部で広がる未来の自分の可能性 第24回 地域のために働きたい!合格者が語る公務員試験突破のコツ
今回の「法学部で広がる未来の自分の可能性」では、公務員試験に合格し4月から足立区役所で働くことが決まった4年生にお話を聞くことができました。法学部自治行政学科では公務員になることを目標に学んでいる学生が多く在籍していますが、彼らがどのように学びながら公務員試験対策をしているのかについても話を聞くことができましたので、ぜひご覧いただければと思います。
――木村さん、足立区役所に合格されたとのこと大変おめでとうございます。本日はよろしくお願いします。
木村:ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします。
――では、早速ですが、はじめに木村さんが公務員を目指したきっかけや理由があれば教えてください。
木村:私が通っていた地元の剣道教室の先生の中に警察官の方がおられ、とてもかっこいいと感じたことが公務員に憧れをもったきっかけでした。また、公務員という仕事は地域の方々とより身近に関わることのできるものなので、市民の声を直接に感じとり、地域に貢献することができるという点にも魅力を感じました。
――はじめは警察官に憧れていたのですね。それでは、木村さんが最終的には警察官ではなく区役所の職員という行政職を選ばれた理由についても教えてください。
木村:行政職を選んだ理由は、大学での学びと関わります。私は坂野先生のゼミで勉強しているのですが、そこでは、地域コミュニティについて地元の自治体の方々と連携しながらより深く学ぶことができました。そして、この地域コミュニティに関わる職種は何かと考えたときに、警察官よりも行政職の方が私には向いていると感じたのが行政職を選んだ理由です。
――公務員試験に向けた勉強の中で、特に苦労した科目などはありましたか?
木村:特に苦労したのは数的処理です。とにかく参考書を何周もしながら、解き方や公式を身につけてすぐに思い出せるようにすることを意識しました。また、二次面接の際のプレゼンテーションの準備も大変でした。ゼミの先生や部活の仲間に内容や発表姿勢を見てもらい、客観的な意見を出してもらいながら、何度も改善を繰り返しました。
――いま部活の話も出てきましたが、木村さんは剣道部にも所属しているのですよね。剣道部での経験なども公務員試験に役立ったのでしょうか?
木村:はい。剣道部の先輩には警察官を中心に公務員として働いている方が多く、実際の公務員試験の流れや社会人としての責任感について、お話を聞く機会があり参考になりました。また、部活の中で身につけた礼儀作法などは、面接の際に面接官に好印象を与える要素にはなったのかなと思っています。
――現場で働く公務員の方々の生の声を聞くことができる環境にいられたというのはとてもありがたいことですね。では、次に大学での勉強が公務員試験にどのように役立ったのかも教えてください。
木村:まず、大学の講義やゼミで学習する内容は、実際に筆記試験や面接の質問でも問われましたので、とても役に立ちました。また、ゼミの教員である坂野先生は公務員試験に大変詳しく、先生が親身になって試験対策のアドバイスをしてくれたことにとても感謝しています。
――ありがとうございます。木村さんは将来は公務員としてどういう仕事をしたいと考えているかについても教えてもらえますか?
木村:やはりゼミで学んできた地域コミュニティに関わる仕事がしたいと思っています。地域の方々が住みやすいと思えるような街づくりに貢献できるとうれしいですね。
――大学で学んだ成果を仕事に活かせると良いですね。それでは最後に、これから公務員試験に挑戦しようとしている人たちに「これだけは伝えたい」というメッセージがあればお願いします。
木村:はい。公務員試験は対策をすればするほど良い結果がついてくるものだと思っています。自分の心や体に余裕を持ちながら試験合格を目指して頑張ってください!
――木村さん、本日はどうもありがとうございました。公務員の仕事に就かれてからも、ぜひ頑張ってくださいね。