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法学部で広がる未来の自分の可能性 第26回            政治のしくみと役割を学ぼう!?尾内教授の「政治学原論」とは??

高校生の皆さんは「公共」や「政治?経済」といった社会科目で、政治について学習していると思います。大学の政治学の講義では、具体的にどのようなことを学ぶことができるのでしょうか。今回の「法学部で広がる未来の自分の可能性」では、「政治学原論」という授業を担当している尾内先生にインタビューをすることができました。尾内先生のお話をぜひご覧いただければと思います。

――尾内先生、今日はよろしくお願いします。
尾内:こちらこそ。法学部に興味をもってくれて嬉しいです。

――先生の政治学原論って、難しそうな名前ですね…
尾内:やっぱりそう見えますか(笑)。 でも「原論」とは単に、土台となる理論や知識という意味です。政治のしくみやはたらきの基本を総合的に学ぶ科目だと思ってください。

――高校で学ぶ「政経」などとはどう違うんですか?
尾内:高校では「政治のしくみはこうなっています」という説明にとどまりますが、大学の政治学は、単なる知識の暗記ではないので面白いですよ。選挙制度の違いが生み出す効果とか、政治家や政党が実際にどう行動しているか、といった深掘りをしていきます。

――なるほど。でも政治って、自分に関係ないように思ってしまいます…。
尾内:若い皆さんは特にそうかもしれませんね。じゃあ、例えば、なぜアメリカでトランプ大統領の人気が高いのか、とか、そもそも「大統領」と日本の「首相」ってどう違うのか、とか気になりませんか?

――言われてみれば、ちょっと気になります。
尾内:政治の動き方を知ると、それが私たちにどう関係するか、どんどん見えるようになりますよ。私が保証します(笑)。 そもそも政治は、ビジネスや私たちの生活にも強く影響しています。普段は見えにくいですが、だからこそ「見方」を学ぶことで感覚が大きく変わりますよ。それに、皆さんも選挙権を持ってますよね。つまり政治の立派な当事者なんです。

――なんかハードルが高く感じますが……重要さはわかります。
尾内:もっと身近な話にすると、もし公務員の仕事に興味があるなら、政治学は必須ですよ。

――公務員採用試験に出るからですか?
尾内:それもありますね。政治学原論の学習で、公務員試験の政治分野はだいたいカバーされますから。

――それだけではないんですか?
尾内公務員のしごとは法律や条例などに基づいて行われますが、その法律や条例を決めるのは、政治の役割です。なので、公務員になりたい人はぜひ政治学原論の授業を受けてもらいたいですね。

――政治を知ることは必須なんですね。
尾内:はい。それに、地方自治や国際関係について深く理解するための土台にもなりますよ。

――政治学って、とっても幅が広そうですね。
尾内:その通りです。私の授業では、日本はもちろん、アメリカやヨーロッパなどの諸外国の政治の動向も、最新のニュースを見ながら実践的に学びます政治にはどんなやり方があり、どういう政治が実現してほしいのか、自分の国を世界の政治という視点で眺めてみることは、現代ではとても重要ですよね。ぜひ一緒に学びましょう。

――政治学に興味が湧いてきました。先生、ありがとうございました!


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