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【法学部】司法を支える裁判所職員の職務とは?

法学部生のキャリアデザインでは、様々なキャリアをもつゲストの方からお話を伺い、将来の進路選択に役立てる授業を展開しています。今回はさいたま地方裁判所とさいたま家庭裁判所からお二人のゲスト講師が、新松戸キャンパスにお越しくださいました。



裁判所というと裁判官のイメージが強いですが、裁判官より事務官や書記官などの一般職職員のほうが多数を占めています。

そのうち事務官は、裁判や裁判所の運営に関する事務を担当します。来所した方の対応を第一線で行うことも、事務官の重要な仕事です。窓口には様々な悩みを抱えた方が来るため、適切な対応が求められるそうです。

一方の書記官は、法律の専門家として固有の権限を充てられており、その権限に基づいて法廷に立ち合い、調書作成や、訴訟進行管理など様々な裁判手続きを行っています。

授業では裁判所内部の動画を交えながら、業務の内容やご自身のキャリア形成についてお話をしてくださいました。


質疑応答を通して、中立的な立場で紛争を解決することの難しさを感じ取った学生も多く、裁判所職員の職務の重要性を理解する契機となりました。学生から寄せられた、どんな人に裁判所職員を志望してほしいか、という質問に対する、「変化に対応できる人」「自己研鑽の努力を惜しまない人」というご回答には、一同大きく頷く場面もありました。

法学部の学生にとって、裁判所職員の方々のご講義は、授業で学ぶ法の知識と現実の司法との関係を考える貴重な機会となりました。これからも「法学部生のキャリアデザイン」では、法の現場を理解するための実践的な学びを続けていきます。


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