【法学部】「ウェルビーイングと経済の両立」に挑む
法学部の開講する「法学部生のキャリアデザイン」では、毎回様々なキャリアをもつゲストの方からお話を伺い、将来の進路選択に役立てる授業を展開しています。今回はChicabi(チカビ)代表取締役の川上鉄太郎先生が新松戸キャンパスにお越しくださいました。
川上先生は、法学部卒業後ビジネススクールに進学し、コンサルタント会社を経て、起業された方です。
牛の預託事業とキャンプ場を併設した千葉ウシノヒロバ、九十九里町で食品加工を行うLOCAL FACTORYなどを経営する川上先生ですが、事業を展開する際に役立っているのは法律の知識だそうです。関連する法令の調査から契約の締結まで、法律の素養があることによって、あらゆる場面での様々なリスクに対処できると語ってくださいました。
川上先生が手掛ける事業に共通する目標は「ウェルビーイングと経済の両立」です。ウェルビーイングとは「身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること」を示す概念ですが、日本ではこのウェルビーイングの水準が低いことが問題となっています。川上先生の掲げるビジョンに共鳴した学生も多く、「キャンプ場に行ってみたい」という感想も寄せられました。
川上先生が学生に提示してくださった「人生の選択肢を増やし、自己決定する」ことの重要性は、これから進路を選ぶ学生にとって大きな指針となるものでした。「法学部生のキャリアデザイン」では、今後も幅広いキャリア形成に役立つような実践的な学びを一層充実させていきます。